保育士として働いていると、「子どもとあそんでいるだけ」と思われることもあります。
子どもと接するイメージや、送り迎えだけでは見られない場面での業務。
そのイメージからか、「仕事は勤務時間内に終わらせるもの」と思う方も多いと思います。
でも実際に働いてみると、勤務時間だけでは終わらない仕事がたくさんあります。
今回は、私が実際に経験した保育士の持ち帰り仕事について書いていきたいと思います。
保育士に持ち帰り仕事はある?
結論からいうと、私が働いていた園では持ち帰り仕事がありました。
もちろん、すべての保育園で持ち帰り仕事があるわけではありません。
園の方針や職場環境、クラスの状況などによっても違うと思います。
ただ、勤務時間内に終わらせることが難しい仕事が出てくることがあります。
例えば17:00が定時だとして、16:00が降園時間
その後、園内の清掃、環境整備、延長保育への申し送りなどをしていたら
あっという間に定時時刻です。
残りの仕事は、残業や仕事を持ち帰るしかないですよね。
私が実際に持ち帰っていた仕事
私が持ち帰っていた仕事は、主に書類や制作、行事に関する準備などでした。
書類関係
保育士の仕事には、日々の記録や月案など、さまざまな書類があります。
子どもたちの保育をしながら書類を書く時間を確保することはできません。
個人を特定できるような書類は園内持ち出し禁止なので
このような書類は残業となります。
おたより作成や、その他の書類は自宅に帰ってから行います。
制作物
季節の制作や壁面など、子どもたちのために準備するものもありました。
保育中に子どもたちと一緒に作れるものもありますが、
事前に準備しておかなければならないものもあります。
そのため、家に持ち帰って作業することもありました。
行事
行事が近づくと、普段の保育に加えて準備することが増えます。
必要なものを準備したり、確認したり、当日の流れを考えたり。
行事前は特に仕事が増えて、持ち帰り仕事が多くなっていたように思います。
なぜ勤務時間内に終わらなかったのか
「残業が嫌なら、勤務時間内に終わらせればいい」と思う方もいるかもしれません。
できることならそうしたいと思っていました。
でも、保育士の仕事は子どもたちが最優先です。
子どもたちと過ごしている間に、書類や制作を集中して進めることはできません。
休憩時間に少しずつ仕事を進めても、すべてを終わらせるのは難しいこともありました。
その結果、勤務時間が終わってから残った仕事をするか、家に持ち帰ることになっていました。
持ち帰り仕事がつらかった理由
仕事を家に持ち帰ると、当然ですが家に帰ってからも仕事が続きます。
「今日は仕事が終わった」と思って帰宅しても、家に仕事が残っている。
それが少しずつストレスになっていきました。
特に嫌だったのは、休日でも仕事のことを考えてしまうこと。
「この書類やらなきゃ」
「次の出勤までにこれを終わらせないと」
と、休んでいるはずなのに頭の中では仕事が続いていました。
休日も仕事のことを考えていた
本来なら、休日は仕事から離れてゆっくり休みたいものです。
でも持ち帰り仕事があると、「休みの日にやらなきゃ」と思ってしまいます。
せっかくの休日なのに、仕事のために時間を使う。
当時はそれが当たり前になってしまっていました。
持ち帰り仕事が当たり前になっていた
一番怖かったのは、最初は「大変だな」と思っていたことが、
だんだん当たり前になってしまったことです。
「保育士ならこれくらい普通なのかな」
「みんなやっているから仕方ない」
そんなふうに考えて、自分が無理をしていることに気づきにくくなっていました。
今振り返ると、もっと早く「つらい」と認めてもよかったのだと思います。
今振り返って思うこと
保育士の仕事は、子どもたちの成長を近くで感じられる素敵な仕事です。
だからこそ、保育士自身が無理をしすぎない環境が必要だと思っています。
持ち帰り仕事がすべて悪いということではなく、たまに必要になることと、
それが当たり前になってしまうことは違うと思います。
仕事とプライベートの境目がなくなっていくのはつらいことです。
そして、これらの仕事は無償で、サービス残業なのです。
まとめ
今回は、私が保育士として働いていた頃の持ち帰り仕事について書きました。
保育士として頑張ることは大切ですが、自分の生活や心身を守ることも同じくらい大切です。
今、持ち帰り仕事に悩んでいる保育士さんがいたら、「自分だけが大変なのかな」と思わなくて大丈夫。
この記事が、少しでも自分の働き方を考えるきっかけになればうれしいです。

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